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2019年11月08日 [日常あれこれ]

缶詰の小分け方法について

こんにちは、獣医師の大野です。

11月なのに日中は日差しが強いですね。
先ほど院内に謎の虹が出現していました。
にじ

少し前にドライフードの小分けの仕方について記載しましたが、
今回はウェットフードの小分けについてです。

2年ぐらい前まで、のんちゃんにはウェットフードを与えていませんでした。
与えれば1缶でも2缶でも食べると思いましたが、
ドライフードよりも費用がかかるということと、
慣れてしまったら口が肥えてドライフードを食べなくなるのではないかという心配と、
美味しすぎて食べすぎてのんちゃん本体が肥えてしまうのではないかという確信があった為、
ウェットフードは開けてはならない【パンドラの箱】的な存在でした。

しかし!体調を崩して食欲がなくなってしまったことがあり、
元気のないのんちゃんがかわいそうになり、一度だけと思って、
少しだけだと思って、お腹に優しい病院用の缶詰を与えました。

与えた瞬間、のんちゃんの食欲不振と元気消失は一瞬にしてなくなりました。
一口食べて、その美味しさに感動し、衝撃を受けたと語っていました。(たぶん)
あまりの衝撃に「今食べたものはなに?」と興奮してしまい、
それ以来毎日少しは食べないと心が落ち着かなくなりました。(たぶん)

でもやはり先述したような事情により、たくさんはあげることができません。

のんちゃんは徐々に大きくなっている気がします。幼き頃は手足の長い子だと思っていましたが・・・生後5か月
証拠品@ 生後5か月の頃ののんちゃん



最近はお腹の肉に埋まって手足が短く見えます。現在
証拠品A 現在ののんちゃん(顔も丸い…)


なので、1日あたり9分の1缶(約17g)だけ私が夕飯を食べる時に一緒に与えています。
ドライフードと違ってウェットフードの17gは本当に少量で、カレースプーンで半分ぐらいです。
でもそう習慣づけられているので、それ以外の時に欲しがったり、
おかわりを要求することはありません。
費用的にも1年あたり1万円ぐらいプラスになるだけなので良しとしています。

ただ、唯一問題なのは開封したウェットフードの保管方法です。
1缶開けるとなくなるまでに9日かかりますが、ドライフードと違って
ウェットフードは封を開けたらあまり日持ちしません。冷蔵庫に入れていても3日ぐらいが限度です。
また、毎日17g測るのが面倒であるという問題も出てきます。
そこで、私がやっている缶詰の小分け保存方法をご紹介します。

◆用意するもの◆
・キッチンスケーラー
・食品用ラップ
・小分けする缶詰
・100均の小さいタッパー(複数個)
タッパー
↑4個セットとかで売ってます。

@与える量を決める。
必要な量はどれぐらいかをまず考えましょう。
ふりかけ程度に与えたり、投薬に使うだけならそんなにたくさんは必要ありません。
ちなみに投薬に使用する場合、小さい薬3つぐらいなら15gぐらいあれば余裕で隠せます

Aキッチンスケーラーで正確に測ってラップで小分けする。
目分量だとどうしても最後余ったり足りなくなったりします。
量にバラつきがあると、「今日のはちょっと少ないやつだった気がする…」
とか理由をつけて、つい他にも何か与えてしまったりしますので、
正確に計りましょう。
17g

B小分けしたウェットフードを3日分ずつタッパーに入れる。
小分け

Cタッパー1つ分は冷蔵庫へ、それ以外は冷凍庫へ保存

冷蔵庫に入っているものは3日分ですので、最後の1つをあげる時に
冷凍庫のタッパーを1つ冷蔵庫へ移動させます。
そうすれば次に与える時は解凍されたウェットフードが冷蔵庫にある状態になります。

私は9日に1回はこの作業をしています。1回にかかる作業時間は10分ぐらいです。
この方法の良いところは、小分けする時以外は缶詰が外気にさらされないというところです。

缶詰は何度も出し入れしたり、小一時間ぐらい冷蔵庫に入れるのを忘れて放置していると、
最後の方はさすがに色や水分量が最初と違う気がしてちょっと心配です。

捨てるのはもったいないからとあげすぎてしまう方や、
お薬をあげる時に少量だけ必要だという方にはぜひお勧めです。



11月のトリミングは下記の日程で空きがあります。

15日(金)
17日(日)
18日(月)
19日(火)
20日(水)
22日(金)
24日(日)
25日(月)
26日(火)
27日(水)
29日(金)
30日(土)

診療時間

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