わんちゃんの予防について

わんちゃんを家族の一員として迎え入れるにあたり、
予防すべき事柄が主に4つあります。

(1)混合ワクチンによる予防接種
(2)狂犬病の予防接種
(3)フィラリア症の予防
(4)ノミ・ダニの予防


それぞれについて1つずつ詳しく説明していきます。
バケツラブ
(1)混合ワクチンによる予防接種
しょんぼり
『〇種混合』という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、〇に入る数が予防できる病気の数になります。
数が多いほど予防できる範囲が広がりますが、
その分予防接種による副反応・アレルギー反応を起こす
可能性が高くなるとも言われています。
当院では5種混合・8種混合の二種類のワクチンを取り扱っています。

子犬では生後2ヶ月より3〜4週間ごとに3回、成犬では年に1回接種が必要です。
どのワクチンを打つべきかはその子の生活環境により異なります。
過去にワクチンアレルギーを起こしたことがある子は、
抗体価検査という方法もあるのでご相談ください。
(2)狂犬病の予防接種
ダルメシアン
「狂犬病予防法」という法律で毎年1回の接種が義務付け
られている注射です。狂犬病ウイルスは人を含む全ての哺乳類に感染し、潜伏期間を経た後発症するとほぼ100%死ぬと言われている恐ろしい病気です。
現在日本は狂犬病の発生がない数少ない清浄国ですが、近隣
諸国からいつ感染動物が迷入してもおかしくない状況です。
そのような事態に陥ってしまった時に、先手を打って流行を阻止するためのとても重要な注射です。

※狂犬病予防接種後には役所への登録手続きが必要になりますが、流山市への登録の方は当院で
 代行登録が可能です。他市町村の方も狂犬病予防月間(4月〜6月)は代行登録を行っています。
 それ以外の時期の注射はお手数ですがご自身で手続きをお願いいたします。
(3)フィラリア予防
フィラリア
「犬フィラリア症」は寄生虫が犬の心臓に寄生する病気で、
フィラリアの幼虫に感染した蚊に刺されることで感染します。
感染後体内をさまよって半年ほどで心臓に到着して成虫となります。心臓への寄生を許してしまうと命に関わるため、
犬フィラリア症予防薬の投与が必要になります。
基本的には蚊が飛び始めてから1ヶ月以内に投薬を開始して
毎月1回投与を継続し、蚊が飛ばなくなってから最後に1回
投薬してその年のフィラリア予防は終了です。したがって
投薬は4〜5月から11〜12月までの年間7〜8回です。
月1回の投薬のほかに、年に一回注射を打つことで予防できるお薬もあります。
また、フィラリア成虫に感染している犬に予防薬を投与すると、肺に虫が詰まって急変する恐れがある
ため、投薬を始める前には毎年必ずフィラリア成虫の感染がないかを調べる検査が必要です。
犬フィラリア症の初期は無症状で、症状(咳、血尿、腹水など)が発現してしまった犬は既に
末期症例となるため、初期診断には血液検査が不可欠です。


当院ではフィラリア予防薬を複数種類取り揃えており、
予防できる範囲(ノミダニの予防も同時にできるお薬もあります)と体重により料金が違います。

フィラリア予防薬の種類と費用の詳細は当院までお問い合わせください。

(4)ノミ・ダニの予防
かゆい犬
近年、日本でマダニが媒介するウイルス疾患により人間が死亡する事例が報告され、今まで以上に犬猫のノミダニに対する
予防が重要視されています。
また、犬はマダニの感染によりバベシア症という
赤血球に寄生する原虫病に感染することもあります。
ノミダニの予防には毎月1回の投薬が必要です。
予防薬には背中に垂らすスポットタイプ
飲み薬タイプがあります。


ねこちゃんの予防について

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