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あんなかどうぶつ病院
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2014年09月24日 [病気のこと]

マダニの生態

院長の安中です。

昨日(9/23)の19時からテレビ朝日で放送された「林修の今でしょ!講座スペシャル」の中で
SFTSウイルスのお話が出ていましたね。危険ウイルスの第三位に選ばれていました。
ちなみに第一位は狂犬病ウイルスでした。狂犬病ウイルスに関してもいつか取り上げたいですね。

予備校の先生というのは本当にお話が上手ですよね。私も一年間浪人した身なのでがっつり予備校には
お世話になりましたし、予備校の講義は面白くて好きでした。ただ私の母校(?)である代々木ゼミナール
柏校は2015年に閉鎖が決まってしまい悲しい限りです。浪人生がメインのターゲットであった代ゼミは
少子化と現役志向の高まりにより浪人生が激減した影響をもろに受けてしまったようですね。


だいぶ話がそれてしまいましたが、前回の予告通り今回はマダニの生態についてお話しします。

マダニは足が8本ある節足動物で、6本の昆虫とは別のくくりになります。
生物としてはクモが近いですね。

多くの哺乳類の皮膚に噛み付くことで寄生・吸血し、一週間以上吸血し続けることもあるようです。

もともと3〜4oほどの大きさなのですが、吸血し続けることで
最終的に体がパンパンになって、コーヒー豆ほどの大きさになります
わんちゃんの体にできものができたと思ったらマダニだった、というのもよくある話です。
madani2吸血前と吸血後では同じ種類の生き物とは思えない変貌ぶりです。

マダニの厄介なところは、蚊のように「刺す」のではなく「噛み付く」ため、寄生を見つけて引っ張ってもなかなか取れず、強引に引っ張って取ろうとすると頭だけ残ってしまうことが多いところです。
頭が残ると局所に激しい炎症を起こし、痛みやかゆみが長期間続くことがあります。

もしわんちゃんの体にマダニを発見したら取ろうとせずにまず動物病院へ連れてきてください
(人間の体についていた場合はもちろん人間の病院へ駈け込んでください)。

マダニに寄生させないためには、まずマダニがたくさんいると言われている森林や草むらへは
連れて行かないこと
が重要です。そして何よりノミダニの予防薬が効果的になります。

ノミダニの予防薬は背中につけるタイプと飲み薬のタイプがあります(ホームページの予防のお話参照)。
いずれも毎月一回投薬することでノミやダニが体に寄生するのを予防してくれるため、特にマダニの多い春〜秋にかけてはしっかりと投薬することをおすすめします。

わんちゃんの健康のためにも、人間の病気予防のためにも、毎月一回投薬することで
しっかりとノミダニの予防をしていきましょう!
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