あんなかどうぶつ病院 千葉県流山市前平井 04-7179-5712 流山セントラルパーク駅 動物病院 ペットホテル

あんなかどうぶつ病院
ブログ
2026年07月31日 [日常あれこれ]

ノミダニ関連商品買ってみました! と のんさんと院長の姪のもかちゃん

こんにちは、獣医師の大野です。

先日、黒田さんと遊ぶのんさんを観察していたところ、
どうも視線がヒモではなく自分の手元を凝視していまして
↓AIに描いてもらったイメージ図

ジー


のんちゃん、ヒモはもう通り過ぎちゃったよ と、
ただのどんくさい猫の日常みたいにほのぼのした気持ちで観察していたのですが、
のんさんが見つめる視線の先に、小さく動く物体が・・・

虫

虫だ!サイズ的にはちっちゃいありんこ?

と思って近づくとこちらの生き物でした。

マダニ

マダニだ!
手を広げてなかなかのスピード感でのんさんに向かってズンズン歩いていました。
セロハンテープにくっつけて即効排除!

危なかった〜!ノミダニ予防してはいますけど、
昨年のこの時期にもブログで書きましたが
ノミダニ予防はノミダニがつかなくなる薬ではありません!
ノミダニはちゃんとつきます。つきますが、
動物の体を刺して血を吸ったら薬が効いて死ぬって感じです。
なので大量に血を吸われることはないにせよ、刺されることはあります。

昨今話題になっているSFTSをはじめ、ダニから媒介される病気も
ノミダニ予防してなかったらよりハイリスクではありますが
予防しているからと言って安心はできません。

だから、のんさんもぼんやり眺めている場合ではないんです。
「マダニがいるよ」って私に報告に来るか、最低限逃げるぐらいはしてほしい。
でも彼はどちらもできない無力な存在です。
なのでこちらが気づいてやらないと間違いなく刺されます。

それにしても、なんでこんなところにマダニがいるんでしょうか。
マダニは基本草むらにいます。当然院内の床には草は生えておりません。
ではマダニが入り口のドアを抜けてズンズン歩いてきたのか…
いや、多分違う。入り口の玄関マットみたいなやつは毛足が密なので多分難所です。
毎朝院内は掃除機と雑巾がけしていますし…となると、
一番怪しいのはトリミングに来た犬たち!

「トリミング前に散歩してきました」とか「トイレさせてきました」とかは
結構普通にあることです。
トリミングに来る子たちの半数以上がノミダニ予防していますので、
ずっと前から彼らに寄生していたというよりは
来院するまでの短時間にマダニがくっついたと考える方が自然です。
地面にいたのか、少し生えている草にいたのかはわかりませんが
マダニは体に噛みつくまでの間はしがみついたりしているわけでもなく
ただ犬の体にオンしているだけの状態なので、
体をブルブルしたりちょこちょこ歩き回っているうちに落下したのでしょう。

となると…
これまで「草むらに行くならノミダニ予防しましょう」とか言っていましたが、
それでは不十分なのでは?
自分の子が草むらに行かなくても、道の真ん中歩いていても、
草むらに入った子たちから落下してしまうなら
道のど真ん中を歩いていようが、つるつるのフローリングしか歩かなかろうが
同じ空間にいるだけでアウトなのでは?
多頭飼育していて、「この子は散歩に行かないから」と思っていても、
だれか1人でも散歩に行くなら全員寄生されるリスクがあるのでは?

「考えすぎだよ〜」という方もいらっしゃるでしょうが、
私は常に最悪を想定してしまうので結構ショックな出来事でした。
しかも追い打ちをかけるように別の日、
犬舎の床を歩いている別のマダニも発見!
怖い!怖すぎる!やっぱり犬たちに付いてきているんだ!

体感ですが、今年はマダニにお目にかかる頻度が多い気がします。
やっぱり暑いからかな〜…

というわけで、今年もやりました。
バルサン診察室受付

死ね〜!虫ケラども!
↑ムスカ・ジン・鬼舞辻さんの血がうずきます(前回の投稿参照)

ひとまずこれで、今当院のどこかに潜んでいる奴らには
全員もれなく死んでいただきましょう。

先日院長から聞き捨てならないことを聞きました。
私が休みの日に発見したGについては、私には内緒で処理しているらしいです。
それじゃあ、私は危機感が少ないまま過ごしてしまうことになります。
やっぱりあの人は、G側の人間なんだと思う・・・許せん!


でもトリミングの犬たちはとめどなく来院します。
のんさんはお外にはいかないけど、その辺フラフラしているし・・・
どうしたもんかと思っていたところ、こちらを発見!

チックレス

【チックレス】なる商品。
超音波が出て半径1.5メートルぐらいの範囲でノミダニが寄ってこなくなるらしい。
ノミダニ予防薬って基本的には【忌避効果がない】のですが
こちらの製品はむしろ【忌避効果しかない】タイプの機械です。

当院の患者さんに使用している犬がいて、
購入前に見せていただきました。
私は耳は良い方ですが音は全く聞こえませんでした。
首輪に付けている本人も、大きな耳のコーギーさんでしたが
特に気にしている様子はないとのこと。
そうなってくると、本当に超音波は出ているのか…が気になります。
でも、飼い主さん曰く、
「散歩していると虫の鳴き声が止まります」とのことなので
多分虫たちには聞こえているんだと思います。
そして心なしかダニから守られている気がするとのこと。

というわけで、私も早速購入。(楽天で売ってました)
こちらの商品はUSB充電できるタイプと、充電できないタイプがあります。
充電できないタイプの方が安いのでとりあえずこちらで。
安い方とは言え、6000円ぐらいしました。
6000円は結構痛手です。私には高級品です。

でも、もしのんさんに咬みついているところを発見したり、
家の中で大量に繁殖してしまったら、
6万出しても良いから過去に戻して〜!と思う気がします。
そう考えたら6000円は仕方ない!と思うことにする!

しかもこれは別に1か月分ではありません。
約10か月超音波が出続けるらしく、終わったら買い替えです。
のんさんは首輪をしていないのと、自宅にいるときは多分いらないので、
病院にいるときはケージの扉にぶら下げておき、
あとは私が草むしりするときに自分にぶら下げてみようかと思います。

もし効果があれば画期的な商品ですが、でももちろんこれだけでは不十分です。
仮にもし初期不良とかで音が出ていないとしても気づけないですし、
もし音が聞こえない障害のあるマダニとかだったら
強行突破してくる可能性もあります。
なのでこれで遠ざけつつ、刺された時のための予防薬、
どちらも使用するのが良いと思います。

果たして本当に超音波を嫌がるのか…実験したい!
こうなってくると俄然元気なマダニを捕まえたくなりますね。
生け捕りにして超音波を聞かせてみたいです。

ちなみに先日ノミダニ予防薬を買いにいらっしゃった大型犬を飼っているKさん。
Kさんの家の犬は草むらに入っていくタイプの犬だそうで、
5月にはノミダニ予防薬を与えていたのですが、6月忘れてしまったとのこと。
1ヶ月ぐらい…と思っていたら、体を非常に痒がるようになったとのことでした。
ノミやマダニ本体は見ていないとのことなので、
「それは…ノミダニの可能性もあるけど、皮膚病かも…」と思ったら
一緒に生活している人間も皆ブツブツが出ていて痒いとのこと。
それは…たしかにノミダニかも!
かゆそー

↑日本皮膚科学会の資料より。ノミに刺されるとこんな感じになるらしい・・・


とりあえず犬にはノミダニ予防薬を処方しましたが、
これで終わりではありません。
今犬についているものは死ぬでしょうが、
家の中に散らばったノミやマダニには効きません
ノミダニ予防薬を投与したら、犬についているのは死にますので
しばらくすると多分犬だけは快適な状態になります。
でも布団やカーペット、畳、フローリングの板目の間などで
新たな卵がかえり…と増え続けてしまいます。
で、予防薬の効果が切れたころにはまた犬に寄生…
もちろん一緒に生活する人間も寄生される…


こうなったら掃除機とかだけではどうにもなりませんので
プロのハウスクリーニングで家中丸ごと掃除とか、
布製品は全て洗濯したり処分したりとか、
家中丸ごとバルサンとか…
いくらかかると思ってんの!?ってぐらい費用も掛かります。

バルサンって簡単に言いますけど、実は結構面倒くさいんですよね。
火災報知機にカバーしたり、精密機器にも養生したり
終わった後の拭き掃除とか諸々…
報知器カバー

↑報知器へのカバーは背が低く手も短いとどう頑張っても無理です。
脚立に乗っても届かない!
今回は院長が頑張りましたが、いつまでやれることやら・・・


そう考えるとノミダニの侵入を許すって結構大事件ですよ。
そうならないために、まずは家の中に持ち込ませないことが最重要課題です。
お金はかけたくないよ、って場合には超原始的ですが
散歩に出たら毎回必ず全身しっかりブラッシングやシャンプーをして
物理的に落とすというのもありだと思います。
ただ痒いだけでは済まない、命を落とす病気を持っている可能性もあります。
温暖化の影響もあり冬でもゼロにはならないので、
近年は1年中見かけますが、少なくとも12月ぐらいまでの時期は
しっかり予防しておきましょう。

犬のノミダニ予防薬は、おやつタイプ、皮膚につけるタイプ、
3か月効くタイプなど様々ありますので、
気になる方はお問い合わせください。
また、猫のノミダニ予防薬はこれまで皮膚につけるタイプしかありませんでしたが、
最近新しく飲むタイプが発売されました。
つけるタイプだと毛が抜ける…などの皮膚トラブルがあった方や、
触ることができない猫の予防をしたい方にお勧めです。
ご興味がある方はスタッフまでお問い合わせください。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こちらは院長の姪の安中もかちゃん。
モカ

マルチーズとトイプードルのMIXで、1歳の女の子です。

ケージ内で騒いでしまっても、1回だけ「ダメ、うるさい」と言われるだけで、
半日は良い子が持続します。(私の【ダメ】の迫力がすごいのかもしれませんが…)

先代のダックスフンドのマロンちゃんは気に入らないことがあると
口が出るタイプでしたが、もかちゃんは真逆のタイプのようです。
顔を見ていると、「話を聞こう!」という気概をすごく感じます。

社会化期は過ぎているのですが、それでもまだ1歳と若いので
安全が確保された状態で出来るだけ色々な経験をさせてあげたいものです。
というわけで・・・のんさんと会わせてみました。

のんさんは【空気を読めるタイプの犬】であれば、大きさを問わず
それほど嫌いではないようです。
のんさんももかちゃんも恐らく人畜無害系、
2匹とも相手にストレスを与えないタイプの接し方をしてくれる気がします。

というわけで診察室内で対面させましたが、
お互い特に関心がないので素通りです。

でも何故か2匹を戦わせたがる院長

もかちゃんをのんさんにオンさせてみますが・・・

どーん

やや迷惑そうなだけで特に大きなアクションもなく…

アゲイン

諦めきれず何度も挑戦する院長。小学生男子か!

ころがるのんさん

のんさんが倒されてる!でもノーコメントだ!
表情で語ってる!起き上がると
すごいいや

何も言わずに私に目で訴えてきます。「なんなの?」って。

困惑した顔を見せていますが、もかちゃんに敵意がないことがわかるからか
困っているだけで悲しさも怒りもないようです。

その後黒田さんも院長の願いを叶えるべく(?)何度か試していましたが
黒田まで…

しつこい!

どちらも特に怒るでもなく何の事件も起きませんでした。
のんさんは迷惑そうでしたが・・・
あけてにゃ

あけてにゃ
 
とりあえず猫と触れ合おう大作戦は成功でした。

もかちゃんの初日の散歩は黒田さんが行きましたが
それが嬉しかったのか「おいでおいで競争」をしたら黒田さんのところにしか行きませんでした。
ご満悦

↑黒田LOVEなもかちゃん

それを見て少し寂しい気持ちになった院長。
身内なのに・・・自分の方がかかわってる時間長いのに・・・苗字も同じなのに・・・

とは決して言いませんが、背中が寂しそうでした。

実は院長、実家に帰ると普通に不審者として吠えられるそうです。
さすがに病院ではアウェーなのでそんな無礼なことはしませんが
でも「かかわりたくないです!」みたいな態度をされて傷ついていました。

「今夜中に仲良くなっておきます!」という宣言通り、
何をしたのかわかりませんが翌日には院長の方にも走っていくようになりました。
でもその数日後にはシャンプーに連れてきた自分の家の猫に
シャーを言われている院長でした。
毎月1人で3匹もシャンプーしてるのに・・・かわいそ!
まきちゃん

びょういんは きらいにゃ


◆◇◆おまけ◇◆◇
毎年恒例ですが、看護の専門学校の学生実習の時期です。

動物看護科3年の花澤さん。
とってもよく働いてくれます。私はそう思っています。
でものんさんは疑っているのか
監督者

かなり圧のかかる距離で仕事を監視していました。
厳しい目

鋭い眼光。厳しいっ!
診療時間

PageTop