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2021年05月08日 [病気のこと]
6歳になったのんさんの特命について
獣医師の大野です。
最近のマイブームです。
![1 1](/dataimge/1620179455.jpg)
![2 2](/dataimge/1620179479.jpg)
自宅や病院前の鉢で育てた植物を小粋に飾る。
![チェック中 チェック中](/dataimge/1620179517.jpg)
検査官がにおいをチェック中
形を整えるために剪定するとまだきれいな花を捨てることになるので再利用です。
因みに花瓶はいただき物のプリンの容器です。ピッタシ!
先日、のんさんは6歳になりました。
![バンザイ バンザイ](/dataimge/1620086888.jpg)
拾った猫なので正確にいつ生まれたのかは彼のみぞ知るのですが、
拾った時のサイズ感から恐らく4月ではないかということで、私が勝手に4月23日と決めました。
(森山直太朗さんと同じ日らしい・・・)
![歌うのん 歌うのん](/dataimge/1620087418.jpg)
以前、のんさんのダイエットフードに関する記事で「特命がある」と書きましたが、
今日は「スタッフとしてののんさん」について書いてみようと思います。
先に簡単にのんさんのプロフィールを。
名前:のん
年齢:6歳
性別:去勢済のオス
体重:5.1キロ、(ちょっとリバウンド・・・)
出身:生後3か月ぐらいまでは野良猫。生まれは流山。
仕事:仕事中のみんなを癒す。面会に来ている人への接待。特命。
好きなこと:点滴の管をかじること。院長と鬼ごっこすること。
人間がトイレに入っているのを邪魔すること。ひたすらおしゃべり。
嫌いなこと:大きな音。眩しい光。飼主に怒られること。押さえつけられること。医療行為全般。
体格の大きい男性。ガンガン迫って来るタイプの子供と犬。
まあ、飼主から見たらとてもかわいいやつですが、他人から見たらフツーのでかい猫です。
点滴の管をかじるのが好きで医療行為全般が嫌いなあたり、
明らかに動物病院のスタッフに向いてなさそうです。
![ダメ!ゼッタイ! ダメ!ゼッタイ!](/dataimge/1620087716.jpg)
ちゅうしゃは おことわりにゃ!
でも彼には我々にはできない大きなお仕事があります。
それは、供血です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
供血ってご存知ですか?読んで字のごとく、「血液を提供する」ということです。
人間は病気やケガで輸血が必要になった場合、既に採取されている血液を輸血します。
動物は輸血が必要になった時、貯蓄している血液というものはありません。
必要になった時点で、犬なら他の犬から、猫なら他の猫から
血液をもらわなければなりません。
輸血が必要な状況になった場合、原則としてその子と一緒に生活している子や、
お知り合いの中から提供者をご自身で探していただき、
元気な子から血液をもらって病気の子に輸血をします。
ただ、どうしても提供者が周りにいないことも多くあります。
そんな時にのんさんの出番です。
もちろん彼は猫なので猫にしか血液をわけてあげられませんが、
これまでにも何匹かの猫ちゃんを救ってきました。
![救世主 救世主](/dataimge/1620093748.jpg)
医療行為全般が大嫌いな彼にとって、鎮静下とはいえ針を刺して血を抜くのは
かわいそうなことかもしれません。
時々、「動物の意思に反して血を抜くなんて虐待だ!」という意見を耳にします。
先日もネットニュースで同様の話題が上がった時、コメント欄は8割方輸血に否定的でした。
でも正直、言い方は悪いかもしれませんが、
「その状況に直面したことがない人が理想論をかがげてるんだろうな」と思ってしまいます。
自分のペットが輸血で助かるならしてほしいと思っている人が多いのではないでしょうか。
輸血に否定的な方々は自分のペットが同じ状況でもしないんですかね・・・。
当たり前ですが、好き好んで自分の大切なペットに痛い思いをさせたい人はいませんが、
誰かが提供をしてあげないといけませんし、それで助かる命があるのも事実です。
のんさんの飼い主であると同時に獣医師でもあるので、毎回心が揺れます。
私の血が使えるのであれば、いくら差し上げても構いませんが、私たち人間にはできないのです。
処置が終わって鎮静から覚めたのんさんには、ご褒美と鉄剤をたくさんあげています。
彼は根に持たないタイプの子なので、喜んで私からのお詫びを受け入れてくれます。
![あくび あくび](/dataimge/1620093930.jpg)
ねてるあいだに おわるから なにされてるか よくしらないにゃ
ただ、のんさんにも限界はあります。猫は犬とは違い体重の差がそれほどありません。
犬だったら10キロ以下の子は提供者にしませんが、猫は5キロ程度でも提供者になります。
でも、もちろん提供者の健康が第一なので、本人の健康に差し障るほどの血を抜くことはできません。
それに、一度提供したら数か月は体を休ませなければなりません。
また、提供者になる動物は成長期やお年寄りではなれません。
のんさんももうすぐ「高齢」の分類に入りますので、あと数年で引退となります。
そこでおうちの子の「いざという時」のために、ご自身で提供者になってくれる動物を
探しておいていただくことをおすすめします。
これは一方的に自分がもらうだけでなく、相手の子が困っている時には助けてあげるということです。
皆さんがこれをしてくだされば、本当に難しい時だけのんさんが出動するという
状況を作れるのではと思います。
提供してくれる動物には条件がいくつかあります。
年齢が1〜6才以下と比較的若く、混合ワクチンを接種してあり、
血液検査で異常値がないこと、猫なら4キロ以上、犬なら10キロ以上が望ましいです。
また、過去に輸血を受けたことがある子や、出産経験のある子は提供者になれません。
のんさんの大きな偉業、お分かりいただけましたか?
もしのんさんのように、いざという時には血液を提供してくださるという方、
また、詳細について聞いてみたいという方はスタッフまでお声かけ下さい。
供血に関わる血液検査代はもちろん当院で負担いたします。
また、次回のワクチン1回分を無料といたします。
さらに・・・
ご登録いただく動物たちを
![ちゃく姐さん ちゃく姐さん](/dataimge/1620295843.jpg)
![のの のの](/dataimge/1620295864.jpg)
こうします。
そして、待合室で掲げて称えます。
![掲示 掲示](/dataimge/1620295798.jpg)
↑イメージ
これを常時掲示する予定です。フレームは複数から選べます。
ご協力お願い致します。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こどもの日が終わったので院内飾りを変更しました。
テーマ:漠然と、春
![全体 全体](/dataimge/1620295557.jpg)
桜とかチューリップとか卒業とか入学はぜ〜んぶ終わってますし、
ぶっちゃけこのシーズンが一番つらいです。
次回は梅雨を予定しているのでそれまでのつなぎなのですが、
こどもの日が終わるとほぼ何もありません。
例えば母の日に関していうと今年は5/9ですので、
5/10からはまた新しくしなければならず、
そんなわずかな期間なら…労力が惜しい!ということになります。
6/1の衣替えとか、時期はちょうどいいけど私レベルでは表現する自信がない。タンスかざる?
そんなわけで、無難に
![全体 全体](/dataimge/1620293495.jpg)
タンポポとかいもむしとか。
いもむしは顔は某教育番組に出ていた〇ャッキをイメージ。でも体は〇らぺこあおむし風。
ついでにドラえもんにあの人柄のマスクを作ってあげました。
気球は特に意味はないです。天気いいから飛ばしてみるかってぐらい。
![気球 気球](/dataimge/1620293616.jpg)
そして天気良いついでに洗濯物干してみた。
![洗濯物 洗濯物](/dataimge/1620293720.jpg)
テントウムシと鳥がいますけど、実際この距離で洗濯物に留まったら
「やめろ〜!」って言うと思います。
「洗ったのに!」って。
そんな脈絡のない掲示物ですが、1か月はこのままの予定です。
完成度にムラが出ますね〜次回を乞うご期待!
馬場さんもテーマに困ってました。
困りに困って・・・
![全体 全体](/dataimge/1620296053.jpg)
もう梅雨ということで話しを進める様子。
大野:「まだ梅雨じゃないよ。晴れの日多いよ」
馬場:「・・・いいの。いずれ梅雨だし」
大野:「関東の梅雨入りは大体6月入ってからだよ」
馬場:「・・・でも、沖縄は梅雨入りしたし」
大野:「・・・でもここは千葉だよ」
馬場:「でもね〜沖縄はもう梅雨なの」
・・・・エンドレス。
だからもう、この空間は沖縄です。誰が何と言おうと。
どこでもドアみたいな感じで、扉開けるとそこは梅雨入りした沖縄らしいです。
![パラソル パラソル](/dataimge/1620296026.jpg)
パラソルは閉じたのも作ろうと思ってたらしいのですが、急に飽きてしまったようです。
だからもう言わないであげて!
待合室混んでるときは、沖縄前のベンチでお待ち下さ〜い。
一応1個だけ作りました、一応・・・
![かーねーそん かーねーそん](/dataimge/1620431901.jpg)
最近のマイブームです。
![1 1](/dataimge/1620179455.jpg)
![2 2](/dataimge/1620179479.jpg)
自宅や病院前の鉢で育てた植物を小粋に飾る。
![チェック中 チェック中](/dataimge/1620179517.jpg)
検査官がにおいをチェック中
形を整えるために剪定するとまだきれいな花を捨てることになるので再利用です。
因みに花瓶はいただき物のプリンの容器です。ピッタシ!
先日、のんさんは6歳になりました。
![バンザイ バンザイ](/dataimge/1620086888.jpg)
拾った猫なので正確にいつ生まれたのかは彼のみぞ知るのですが、
拾った時のサイズ感から恐らく4月ではないかということで、私が勝手に4月23日と決めました。
(森山直太朗さんと同じ日らしい・・・)
![歌うのん 歌うのん](/dataimge/1620087418.jpg)
以前、のんさんのダイエットフードに関する記事で「特命がある」と書きましたが、
今日は「スタッフとしてののんさん」について書いてみようと思います。
先に簡単にのんさんのプロフィールを。
名前:のん
年齢:6歳
性別:去勢済のオス
体重:5.1キロ、(ちょっとリバウンド・・・)
出身:生後3か月ぐらいまでは野良猫。生まれは流山。
仕事:仕事中のみんなを癒す。面会に来ている人への接待。特命。
好きなこと:点滴の管をかじること。院長と鬼ごっこすること。
人間がトイレに入っているのを邪魔すること。ひたすらおしゃべり。
嫌いなこと:大きな音。眩しい光。飼主に怒られること。押さえつけられること。医療行為全般。
体格の大きい男性。ガンガン迫って来るタイプの子供と犬。
まあ、飼主から見たらとてもかわいいやつですが、他人から見たらフツーのでかい猫です。
点滴の管をかじるのが好きで医療行為全般が嫌いなあたり、
明らかに動物病院のスタッフに向いてなさそうです。
![ダメ!ゼッタイ! ダメ!ゼッタイ!](/dataimge/1620087716.jpg)
ちゅうしゃは おことわりにゃ!
でも彼には我々にはできない大きなお仕事があります。
それは、供血です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
供血ってご存知ですか?読んで字のごとく、「血液を提供する」ということです。
人間は病気やケガで輸血が必要になった場合、既に採取されている血液を輸血します。
動物は輸血が必要になった時、貯蓄している血液というものはありません。
必要になった時点で、犬なら他の犬から、猫なら他の猫から
血液をもらわなければなりません。
輸血が必要な状況になった場合、原則としてその子と一緒に生活している子や、
お知り合いの中から提供者をご自身で探していただき、
元気な子から血液をもらって病気の子に輸血をします。
ただ、どうしても提供者が周りにいないことも多くあります。
そんな時にのんさんの出番です。
もちろん彼は猫なので猫にしか血液をわけてあげられませんが、
これまでにも何匹かの猫ちゃんを救ってきました。
![救世主 救世主](/dataimge/1620093748.jpg)
医療行為全般が大嫌いな彼にとって、鎮静下とはいえ針を刺して血を抜くのは
かわいそうなことかもしれません。
時々、「動物の意思に反して血を抜くなんて虐待だ!」という意見を耳にします。
先日もネットニュースで同様の話題が上がった時、コメント欄は8割方輸血に否定的でした。
でも正直、言い方は悪いかもしれませんが、
「その状況に直面したことがない人が理想論をかがげてるんだろうな」と思ってしまいます。
自分のペットが輸血で助かるならしてほしいと思っている人が多いのではないでしょうか。
輸血に否定的な方々は自分のペットが同じ状況でもしないんですかね・・・。
当たり前ですが、好き好んで自分の大切なペットに痛い思いをさせたい人はいませんが、
誰かが提供をしてあげないといけませんし、それで助かる命があるのも事実です。
のんさんの飼い主であると同時に獣医師でもあるので、毎回心が揺れます。
私の血が使えるのであれば、いくら差し上げても構いませんが、私たち人間にはできないのです。
処置が終わって鎮静から覚めたのんさんには、ご褒美と鉄剤をたくさんあげています。
彼は根に持たないタイプの子なので、喜んで私からのお詫びを受け入れてくれます。
![あくび あくび](/dataimge/1620093930.jpg)
ねてるあいだに おわるから なにされてるか よくしらないにゃ
ただ、のんさんにも限界はあります。猫は犬とは違い体重の差がそれほどありません。
犬だったら10キロ以下の子は提供者にしませんが、猫は5キロ程度でも提供者になります。
でも、もちろん提供者の健康が第一なので、本人の健康に差し障るほどの血を抜くことはできません。
それに、一度提供したら数か月は体を休ませなければなりません。
また、提供者になる動物は成長期やお年寄りではなれません。
のんさんももうすぐ「高齢」の分類に入りますので、あと数年で引退となります。
そこでおうちの子の「いざという時」のために、ご自身で提供者になってくれる動物を
探しておいていただくことをおすすめします。
これは一方的に自分がもらうだけでなく、相手の子が困っている時には助けてあげるということです。
皆さんがこれをしてくだされば、本当に難しい時だけのんさんが出動するという
状況を作れるのではと思います。
提供してくれる動物には条件がいくつかあります。
年齢が1〜6才以下と比較的若く、混合ワクチンを接種してあり、
血液検査で異常値がないこと、猫なら4キロ以上、犬なら10キロ以上が望ましいです。
また、過去に輸血を受けたことがある子や、出産経験のある子は提供者になれません。
のんさんの大きな偉業、お分かりいただけましたか?
もしのんさんのように、いざという時には血液を提供してくださるという方、
また、詳細について聞いてみたいという方はスタッフまでお声かけ下さい。
供血に関わる血液検査代はもちろん当院で負担いたします。
また、次回のワクチン1回分を無料といたします。
さらに・・・
ご登録いただく動物たちを
![ちゃく姐さん ちゃく姐さん](/dataimge/1620295843.jpg)
![のの のの](/dataimge/1620295864.jpg)
こうします。
そして、待合室で掲げて称えます。
![掲示 掲示](/dataimge/1620295798.jpg)
↑イメージ
これを常時掲示する予定です。フレームは複数から選べます。
ご協力お願い致します。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こどもの日が終わったので院内飾りを変更しました。
テーマ:漠然と、春
![全体 全体](/dataimge/1620295557.jpg)
桜とかチューリップとか卒業とか入学はぜ〜んぶ終わってますし、
ぶっちゃけこのシーズンが一番つらいです。
次回は梅雨を予定しているのでそれまでのつなぎなのですが、
こどもの日が終わるとほぼ何もありません。
例えば母の日に関していうと今年は5/9ですので、
5/10からはまた新しくしなければならず、
そんなわずかな期間なら…労力が惜しい!ということになります。
6/1の衣替えとか、時期はちょうどいいけど私レベルでは表現する自信がない。タンスかざる?
そんなわけで、無難に
![全体 全体](/dataimge/1620293495.jpg)
タンポポとかいもむしとか。
いもむしは顔は某教育番組に出ていた〇ャッキをイメージ。でも体は〇らぺこあおむし風。
ついでにドラえもんにあの人柄のマスクを作ってあげました。
気球は特に意味はないです。天気いいから飛ばしてみるかってぐらい。
![気球 気球](/dataimge/1620293616.jpg)
そして天気良いついでに洗濯物干してみた。
![洗濯物 洗濯物](/dataimge/1620293720.jpg)
テントウムシと鳥がいますけど、実際この距離で洗濯物に留まったら
「やめろ〜!」って言うと思います。
「洗ったのに!」って。
そんな脈絡のない掲示物ですが、1か月はこのままの予定です。
完成度にムラが出ますね〜次回を乞うご期待!
馬場さんもテーマに困ってました。
困りに困って・・・
![全体 全体](/dataimge/1620296053.jpg)
もう梅雨ということで話しを進める様子。
大野:「まだ梅雨じゃないよ。晴れの日多いよ」
馬場:「・・・いいの。いずれ梅雨だし」
大野:「関東の梅雨入りは大体6月入ってからだよ」
馬場:「・・・でも、沖縄は梅雨入りしたし」
大野:「・・・でもここは千葉だよ」
馬場:「でもね〜沖縄はもう梅雨なの」
・・・・エンドレス。
だからもう、この空間は沖縄です。誰が何と言おうと。
どこでもドアみたいな感じで、扉開けるとそこは梅雨入りした沖縄らしいです。
![パラソル パラソル](/dataimge/1620296026.jpg)
パラソルは閉じたのも作ろうと思ってたらしいのですが、急に飽きてしまったようです。
だからもう言わないであげて!
待合室混んでるときは、沖縄前のベンチでお待ち下さ〜い。
一応1個だけ作りました、一応・・・
![かーねーそん かーねーそん](/dataimge/1620431901.jpg)
![診療時間 診療時間](/dataimge/1597731401.jpg)