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[日常あれこれ]

2026年01月31日

年々難しくなる処世術について

こんにちは、獣医師の大野です。
月1回のブログ投稿になりましたので、これが今年初になります。
今更ですが、あけましておめでとうございます。
今年の我が家の年賀状はこんな感じでした。

年賀状

※左下の伸びてる猫はたまたま知り合ったどこぞの名も知らぬ野良猫です
いつかもふもふしたい・・・

最近は切手代が高くなってしまったので、
私も年賀状じまいしようかな…と毎年思うのですが、
そう思いつつタブレットの中ののんさんの写真を見ていると、

この可愛さをこの中だけで留めておいてよいのだろうか、

これは国の宝(?)だから、独り占めは良くないのではないだろうか、

という使命感のような気持ちと、
可愛すぎるのんさんをただただ自慢したい気持ちが相まって
なかなか年賀状じまいできません。

年賀状に子供の写真を載せるのは結構主流でしたが、あちらも賛否両論あるようです。
家族年賀状

否定的な人は「他人の子供に興味ない」とか
「自分の子供以外は可愛いと思えない」とか思う方もいるようです。
また、家族写真なんかだと「仲良し家族で羨ましい…」ぐらいで済めばよいですが、
「うちの家族はこんなに仲良しじゃない…」とか
「私には家族がいないのに…」みたいな方もいるので、
実は送る相手に対する配慮が必要になるようです。

私は写真入り年賀状は受け取るのもかなり好きな方です。
毎年届いた年賀状を保管しているので何年分も並べてみると、
「うわ!大きくなってる!」とか「お父さんにそっくり!」
みたいな感じで結構楽しい。

でも、のんさんモデルの年賀状はそれとも少し違います。
だって2年目以降は成長も止まっているのでこれ以上大きくなりません。
もう何年もおじさん猫ですから、
人で言ったら昨年52歳だったおじさんの室内写真の年賀状が、
今年56歳になったおじさんの室内写真になっているってだけのものです。
中年おじさんの顔面ショットと考えると結構厳しい(笑)。
おじさん写真

そして私や親族の誰かに顔が似てくることもなく、
ましてや猫は十二支ですらない…。ただただ
おじさんにあるまじき“かわいさ”を垂れ流しているだけ

なので、私からこの年賀状が送られてくる人はもやもやした気持ちなのかもしれません。
でも、不快な思いをしている人がいたら本当に申し訳ないんですが、
そんなことが気にならないくらい飼い主は大満足な可愛さ♥。
多少お金がかかっても、今年もちゃんと綺麗に印刷できて良かったって思います。
とりあえず、のんさんが可愛くなくなったら年賀状じまいします。
まあ、たぶんそんな日は来ないので今後も作り続けると思いますが、
きっと本当は私も周りへの配慮が必要なのでしょう。

ナガレヤマ・ストリート・キャットという、いわゆる雑種ののんさんですが、
「可愛いから私も欲しい!」と思っても残念ながらどこ探してもいません。
「あんなに素敵な猫を飼ってるなんて」「あんなにとぼけた顔した猫は希少だ」と、
どこかで僻まれている可能性も否定できません。

昨今は本当に小さなことにも配慮が必要な世の中になりました。
もちろん配慮って大事だとは思いますが、過剰だなと思うことも少なくありません。
特に最近難しさを感じているのが【雑談】です。

当院はスタッフの人数が少ない上に、流動性もあまりないので
正直会話の内容はかなり限界に近くなりつつあります。
「昨日の休みにこんなことをして…」とか、「今度〇〇に遊びに行く」とか
ホント〜に取り留めのない話をたくさんしている気がします。

そんな中、私がつい話題にしてしまうのが、【一番好きな〇〇】についてです。
好きな野菜ベスト5とか、もう死ぬまで一生これだけって言われたら
オニギリの具材は何にする?とか、最後の晩餐何を食べたい?とか、
そういう正解のない問いを投げかけるのが好きです。
野菜

この手の話題は少し考えればいくらでもテーマが出てくる上に、
年齢や生き方が違っても話題がわからなくてついてこられない、
ということがないので、いつでも気軽に話せる内容です。

でも院長は

「出た!また一生のやつ!
何で一生それしか食べられなくなるんですか?
どういう状況ですか?」

とか毎回質問返ししてきます。
そういうことじゃないのよ、コミュニケーションの一環なのよ(-_-)

子供の頃の私は今ほど喋るタイプではなかったと思います。
私には2歳年上の姉がおり、その姉がいつもあーだこーだと
喋っていたので、大抵私は聞き役でした。
実は大人になった今でも、私は喋るよりも他人の話を聞いている方が好きです。
相手が誰であれ内容がどうであれ、結構興味を持って、
恐らく黒柳徹子さんよりも前のめりに聞きますし、
ちゃんと芯を食った質問をし、会話の内容を頭の中で映像化しているので、
話を聞いているだけで映画を見ているような感覚になります。

ただ、これは数年前に知ったことなのですが、
【質問されることを嫌がる人】が結構いるようです。
まあ、わからなくもないですが、基本的にタブーなお金の話とか
超プライベートな個人情報とかだけでなく、
「夕飯何作ろう…。参考までに昨日何食べた?」みたいな
軽〜い話題でもNGな人は結構いるらしい・・・。

「なんでそんなに聞いてくるの?」
「そんなこと聞いて、どうする気なの?」
不信感

みたいに不信感たっぷりに思ってる方も実はたくさんいるようで、
別に聞いたからってどうしようってわけじゃないけどな…と思いますが、
無駄に不安にさせてもいけないので、相手のことが良く分からないうちは
聞きたい気持ちをグッと我慢します。

人に質問するって、仮に雑談ではなかったとしても本当に難しいです。
例えば…
「この場所にピッタリの棚が欲しい」と言われた時。これに対して私は

「どれぐらいの大きさのものを想定してる?」
「その棚に入れたいものは何?」
「材質の指定は?」「どんなテイストが良い?」
「色は何色がいい?」「予算はどれぐらい?」「いつまでにほしい?」
「今ここにあるものは処分する?それとも取っておきたい?」

と聞きたいことがたくさんあります。
聞きたいというより、聞かなきゃ次に進めないのです。
それは、その人が望むものに一番近いものを探したいからですし、
購入してから「入れたかったものが入らない」とか
「思ってたのと違う」とかだと困るからです。

でも、これを聞くと結構嫌がられる確率が高いんです。
「何でそんなにたくさん聞くの?怖いんですけど…」という人もいれば、
「ああ〜やりたくないならいいです、ほかの人に頼むんで」という人も。
別にやりたくないから質問攻めにして打ち負かそうとしてるわけではないんですが…

比較的しっかりコミュニケーションを取っているハズの私と院長の間でも
やはりこれに関してはちょいちょいトラブルになります。
院長の場合は前者のようで、「矢継ぎ早に質問してくるから怖い」らしい。
おびえる院長


私が真意を説明しても「言い方が悪いんですよ」とのこと。
言い方?質問の仕方ってこと?
じゃあ、毎日ご機嫌をうかがいながら、今ならいけそう!って時に
1日1項目とかに絞って何日もかけて探りを入れるってこと?
それは…いつまでたっても棚置けないですし、私も飽きちゃいます。

「それを言うならいちいち『攻撃を受けた!』と感じる、
その
捉え方の問題じゃないの?」

みたいな感じで度々揉め事になります。
でも院長の場合は付き合いもそこそこ長いのでお互いがどういう人かわかってますし、
「これが嫌だ」と言い合えるので「そんなこと思ってたの?」と気づけますが、
普通大人同士で「今の言い方腹立つ!」とか言ったりしないので、
もやっとしながら通り過ぎていく人もたくさんいるんだろうな〜と思います。

自分は「言い方」を指摘されることも多く、
聞きだすのが得意な方ではないと自覚していますし、
だからこそ本当は誰かの話を聞くだけが一番楽!
つまり、私が質問し返さなくて良いぐらい
自ら進んでたくさん話して情報を出してほしいというのが本音です。

でも、そこまで話してくれる人ってほぼいません。
「なんでもいいです」とか言いながら、実際には結構こだわりがあって
「本当はこうしたかったのに…」と後になってから言われることもあります。
弁護士さんとか美容師さんとかも同じような悩みを抱えるようです。
「一番良いように」とか「プロにお任せします」と言われても
何が一番かなんて人によって違います。
そういうオーダーをする人ほど、最終的に「思ってたのと違う」と文句が出るそうですよ。


結局「また嫌がられるんだろうな〜」ということが予想できてたとしても、
そういう後悔をしたくないから質問攻めにした結果、まあ煙たがられること…

という、あまり器用とは言えない生き方をしてしまっている気がします。
皆さんどうしてるんでしょうか…?質問せずにいられます?
もっと「他人のことなんてどうでもいい」みたいな気持ちでいれば、
そんな些末なことなんて気にならないんでしょうか。
いい大人になっても未だにどうしたら良いのかわからずにいます。
コミュニケーションって難しい!

自分のことを色々聞かれるのが嫌!という人に配慮した結果、
ここ数年は積極的に私自身が喋るようにしていました。
私は別に隠したいこととかないので、基本的には何でも話せます。
でも、これはこれで要注意、話す内容も大事なんです。

「私はこんなに素敵な生活をしています」とか
「私はこんなに素敵な人たちと付き合いがあります」とか
「私はこんなに愛されています」とか、そういうのはご法度らしい。

自分がいかに素敵な生活をしているかなんてことを笑って話した日にゃ、
「自慢話してきてどういうつもり?」
「マウントかよ!」みたいになってしまいます。

マウント

というわけで、こういう話はしてはいけません。
私の日常は、朝起きて、仕事に行って、帰りにスーパーに寄り、
夕飯を作り、のんさんとのんびりする、これの繰り返しです。
休日も朝起きて洗濯機を回し、のんさんと遊び、洗濯物を干し、のんさんと昼寝、
植物をいじり、のんさんとイチャイチャし、スーパーに行き、のんさんをモフり、
数日分の料理を作り、のんさんとテレビを見ながらおしゃべりします。

幸か不幸か、私の生活はいたって地味ですし、人との付き合いもなく
特に誰からも愛されてはおりません(笑)
なので、問題はないはずですが、よくよく考えてみると、
こんな生活だって誰かにとっては憧れの生活かもしれません。
猫を飼っていない人にしてみたら「のんさんとのんびりする」というワードは
【マウント】かもしれないし、寂しい気持ちで生活している人にとっては
「のんさんとイチャイチャ」なんてはらわたが煮えくり返るかもしれません。

なので、一見可もなく不可もなく な話であっても、
リスクはあったりします。

それなら!不幸話ならどうでしょう。
【人の不幸は蜜の味】なんて言葉がありますが、
私の失敗話とか、悲しかった話とか、そういうのなら【マウント】にならないのでは?
寧ろちょっと優越感というか「良かった、コイツは私より下だ」と思ってもらえれば
嫌な思いをさせずに済むのでは?
私は他人から下に見られようが蔑まれようが別に気にならないので
それで平和が保たれるならこれが一番良い方法な気がしました。

でも!最近知りました。これもどうやらダメらしいです。

2chみたいな某ネット掲示板のまとめ動画的なものを見ていたところ、
こういう不幸話をする人に対して

「あなたの話なんて興味ないし、聞きたくもないし」
「いつも愚痴ばっかり言うから嫌な気持ちになる」
「私を愚痴の吐け口にしないで」
みたいに思ってる人がどうやら結構いるらしい…。
え〜じゃあもうどうすれば良いの?
誰かに質問してもダメ、楽しい話をしてもダメ、悲しい話をしてもダメ
そもそもいつも受け身なことにちょっと腹が立ちますけどね。
受け身で自分からは何もしないくせに、してもらったことに文句言うな!

それなら最終手段!何も話さず、沈黙を保てばよいのか…

と思ったら、どうやらそれも違います。
若いうちはそれで良いらしいのですが、ある程度上になったら
年下の子たちが気まずさや居心地の悪さを感じないように
話を振ってあげるのが大人だと…。


でも万が一不快な思いをさせたり、気づかぬうちに地雷を踏んだら
それはもうハラスメントと見做されてしまうことも・・・
怖っ!危険すぎる!
それは…私には無理だ…
もう何を話題にしてよいのかわからない…
“触らぬ神に祟りなし”マインドじゃダメなのかしら…
器用に生きていける人がその役目を引き受けてくれないかしら…

と思ったら、いや待てよ、それなら最初に話した
【好きな野菜ランキング】とかが一番無難なんじゃないか?
【今日も晴れてよかったですね】みたいな天気の話とか?

あ〜でも、もし「晴れて良かったですね」なんて言ったけど、
実は話の輪の中に農家さんがいて、降水量が少ないことに頭を悩ませていたら
「人の気も知らないで!」ってなるかもしれません。
それで言ったら好きな野菜ランキングだって、
そこに出てこない野菜が好きな人を否定していることになるかもしれない…

こうなったらもう疑心暗鬼です。人と関わるのが怖い!

でも・・・一方で私は知っています。

配慮を求めてくる人は、
自分は他人に配慮しない


どうですか、この説。あくまで私個人の感想ですが、結構当たってません?。
なので、過剰な要求は跳ね除けようと思っています。
どうせそういう人はこっちのことは考えてくれないですからね。
「コイツはダメだ!」って離れて行ってもらうのが良いのかもしれません…寂しいですけど。
皆さんの処世術的なこと、もしよかったら教えて下さい。
倒れるほどの前のめりで聞きたいです!


◆◇お知らせ◇◆
トリマーの小池さんが、本日1/31をもって退職しました。
これに伴い、2022年の夏まで勤務していた増子さんが3年半ぶりに帰ってきます。
2・3月は受け入れ可能な日が少なめですが、
4月からは増子さんがメインでトリミングを行っていきます。
もちろん馬場さんも出勤日であれば対応可能です。
2・3月もまだ空きはありますので、
ご予約の方はお早めにご連絡ください。

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