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[日常あれこれ]

2026年05月31日

なんてことない日常のなんてことない話

こんにちは、獣医師の大野です。

LINEにご登録いただいている方は既にご存じかと思いますが、
5/2に当院よりこんなお知らせを発信しました。

LINE

土曜日の比較的混雑する日の待合室で拾った
【ヤマザキ春のパン祭り】のシール台紙。
しかもそこそこシールも貼ってある!

因みに今年のパン祭りは4/30出荷分のパンまでシールが添付されており、
引き換え期限は5/17までとのこと。
引き換えには30点分のシールが必要となります。

当院のLINEは長い間月に1通しか送れませんでしたが、
少し前から月に20通ぐらい送れるようになりました。
これにより休診や院長不在などの大事なお知らせが
「もう既に今月は1回送っちゃたから送れない…」となることもなくなり
とっても気持ちが楽になりました。

ただ、だからと言って闇雲になんでもかんでも送ってしまうと、
「どうでもいい内容がいっぱい届いてうるさいな」となってしまいます。
なので、本当に大事なことだけ送るようにしようと気を付けていました。

では、この【パン祭り】はどうでしょう・・・
正直持ち主が現れても現れなくても、私たちの生活には何の変化もありません。
この日来院しなかった人にとっては本当にどうでも良い情報でしょう。

でも!落とした人の気持ちを考えたら・・・
こんなに悲しいことはないんじゃないかしら…と思いました。

今頃部屋の片隅で膝を抱えて泣いているんじゃないかしら。
台紙がなくなって、とりあえず冷蔵庫のドアに貼られたシールを見るたびに、
「ああ、せめてこれを貼ってさっさと出しに行っていたら」
毎回悲しい気持ちになり、次第に冷蔵庫に近づくこともできなくなり、
ご飯を作れなくなり、家庭崩壊・・・なんてことも。
考えただけで胸がキューってなりません?
かわいそう

↑こんな光景を想像したら何か勝手に切なくなってしまい
例のLINEを皆様に送ってしまったわけです。

その後どうなったかについては特に報告していなかったのですが、
意外にも事の顛末が気になっている方もいらっしゃるようで、
「【パン祭り】の件、どうなりました?」と聞かれることもチラホラ…。
なので最終的にどうなったのか、ご報告いたします。

LINEを送ってしばらくすると、Sさんという方から連絡が入りました。
Sさんは例の台紙の持ち主ではないそうなのですが、
Sさんも春のパン祭りには参加しており、既に何枚か交換したようで、
でも30枚に満たずに余ってしまったシールもあるとのこと。
既に配布期間が終わってしまっている為、台紙に貼ってあるシールを生かすには
この世のどこかに余っているシールと合算するしか方法はありません。
で、なんとSさん、誰が落としたのかも分からない台紙の持ち主の方のために
その余ったシールを寄付して下さるとのこと


なんて親切!
Sさんは本当にシールを持って来て下さいました。
しかも15点分以上。
なんか・・・いい話になってきたぞ(笑)。

もともと貼ってあったものと合わせると、この時点で26点。
交換するにはあと4点足りません。
もし持ち主が現れたとしても、その方がご自宅にあと4点保管していなければ
お皿と交換はできなくなります。
仮に一先ずこちらで交換しようにも、やはり4点足りないことに変わりありません。

その日は5/2。4/30出荷分のパンの賞味期限って、
せいぜい5/3ぐらいまでのはずですし、きっと今パンコーナーでは
あとちょっとで30点!という人たちが血眼になって
シールの付いたパンを探しているに違いありません。
争奪戦


でも、もしかして4点分残っていれば…
そう思って私も仕事からの帰り道にあるスーパーをはしごして
シールの貼ってあるパンを探しましたが、残念ながら見当たらず…。
悔しいから誰かの台紙と合算する用に
新しいシール台紙だけ貰って帰宅しました。
松さん

ああ、松さん。微笑んでる場合じゃないのよ。どうしたらよいかしら。

すると翌日、LINEを見た落とし主(Kさん)から連絡が!
Kさんは確かに発見当日に来院していた方でした。
ポイントを下さった方がいたこと、あと4点足りないことをお伝えしましたが、
Kさんももうシールは持っていないとのことで、
交換できないので破棄してくださいとのこと。
Kさんは泣いてませんでしたし、家庭崩壊にもなっていないようでした。
良かったです。


あと4点なのに悔しい…
何とかならないかとモヤモヤしていたら、何とまさかの院長が、
「昨日家に帰ったら余ってるシールありました!」
というわけで、NEW松たか子台紙は院長に渡し、
お皿は安中家に仲間入りすることになりました。
人数多いですからね、きっといい仕事します。

実際パン祭りの皿はとっても良いものです。
子供の頃は、“ただの白いなんてことない皿”程度にしか思ってませんでしたが、
大学生の頃から積極的に参加するようになり、初めて持った瞬間に
「コイツは・・・出来る奴だ」と思った記憶があります。
使用している方ならわかるかと思いますが、ものすごく薄い割にとても丈夫で
ちょっと落としたくらいでは割れません。
あれ、実は陶器ではなく強化ガラスらしいですよ。
しかも何枚か重ねても全然厚みがないですし、
電子レンジも食洗器も使えるという優れものです。

年によって微妙に大きさや形が違いますが、普通に買ったら結構高そうなものが
パン食べただけでもらえるってところがくすぐられますよね〜。
あと今回みたいにちょっとした助け合い精神が生まれるのも良いところです。
職場の冷蔵庫とかロッカーとかに無言で台紙を貼っておくと
いつの間にか誰かがどんどん貼っていってくれる、みたいなことも
日本各地で発生している現象です。
言葉を交わさずともみんなが皿をもらおうと1つになる感じ、
まさに“祭り”ですね。

私は四角い皿が好きなので今回は参加しませんでしたが、
来年あたり久しぶりに参加しようかな〜と思いました。

というわけで、シールは有効利用されましたというご報告と、
シールのために全く面識のない人同士が一つになった
ほっこりした話題でした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
当院は19時閉院ですが、夜間体調が悪くなった時には
【とうかつ夜間どうぶつ病院】の受診をオススメしています。
こちらの夜間救急は院長と私もスタッフとして勤務しています。

北柏駅から割とすぐのところにあり、黒田さんの母校の
【スカイ総合ペット専門学校】の第2校舎をお借りして診療にあたっています。
受診に関しての注意事項などの詳細は
過去記事(2023年7月22日&23日投稿分)も合わせてご確認ください。
↑2日連続で投稿したんですね。この頃の私は活きが良かったようです。

この夜間救急は東葛地域の獣医師会の先生たちで立ち上げた病院で
獣医師会所属動物病院の院長先生方が10人ちょっと(うちの院長とか)、
それ以外の獣医師数名(私とか)、20名弱の獣医師が1日に1人ずつ勤務しています。
獣医師によっては数カ月に1回の出勤の場合もあるし、
私のようにコンスタントに月4〜5回の場合もあります。
因みに院長も最近は月に4回ぐらい入っているので、
月に8回は私か院長の勤務となり、あんなかどうぶつ病院率がやや高めです。

動物看護師も昼間は近隣の動物病院に勤めていたり、
他の職業についていたり、主婦業をしていたりと様々で、
15人前後のスタッフが1日2〜3人ずつ勤務しています。

曜日で大体メンバーは固定になっているもののそこそこ流動性もあり、
知らない人とコミュニケーションを取ることがさほど苦ではない私にとっては
「今日は誰と一緒かな〜?」みたいな気持ちで
こんなわずかなことでも非日常感があります。

ただ、このタイプの病院で難しいのは、情報共有です。
当院のようにいつも固定されたメンバーであれば、
1つの話題が全員にいきわたるのにどんなに遅くても3日で伝わりますが、
流動性のある所ではなかなか伝わりません。
そもそも開院して2年以上経つのに、初期からいるメンバー同士であっても
一度も顔を合わせたことがない人もいたりします。
そして、相談事があったりしても、それを上層部に伝えるのも一苦労です。

獣医師は基本1人出勤なので、他の獣医師に会うこともほぼ皆無で、
「この薬が欲しいけど…あなたはどう思います?」みたいに相談する場もありません。

また「ここをこうしたい!」みたいに思ったとしても、
「私がこれを言ったら【しゃしゃり出てる】とか思われるかも…」
とか、そういう風に二の足を踏んでしまう看護師さんも多いとのこと。

このタイプは女性にとても多い気がします。とにかく目立ちたくない。
SNSとか発信する女性は多いのに、大勢の前で発言するのは
絶対NG!
だから選挙に立候補する女性は少ないし、PTAとかもなかなか決まらないんでしょうね…
そんなわけで、スピード感をもって物事が前に進まないのが課題です。

でも、自分で言うのもなんですが、
この皆が避けたがる【しゃしゃり出て提案する】役回り、
これは残念ながら私がすべきだと思うのです。本当に残念ですが。

何故なら私は、
@獣医師会の先生方のように、診療以外の割り当てられた仕事がない(給与計算とか)

Aコンスタントにシフトに入っている


B
「ここをこうしたい!」とかかなり細かいことがと〜っても気になりやすい 

C
『しゃしゃってる!』とか思われることは、全っ然気にならない

Dうちの院長が理事の1人だから、相談もしやすい 

E仮にもしそのことで嫌な思いをしても、あまり気にならない
 (嫌な思いになった原因は絶対知りたいけど)

F獣医師会の先生方を除くスタッフの中ではたぶん最年長


これは私がやるべきなんだろうな〜と思ったのが約1年前で、それからちょこちょこ
気になったことを理事でもあるうちの院長に相談してきました。
それはそれは、院長が「めんどくせっ!」って顔をするぐらいに。

院長は私の性格をわかっているので慣れているでしょうけど、
きっと他の理事の先生方は心の片隅で
「なんだこいつ!うるせぇな!」 と思っているんじゃないかしらとも思うのです。
かと言って別に個人的に欲しいものをおねだりしているわけではないので
煙たがられるリスクにビビッて軸をブレさせてはいけないところだよな〜と。
でも結局、いつも提案を快く受け入れて下さっていて
理事の先生方の懐の深さを感じています。

先日、夜間で診療中に興奮して肛門腺を診察室にぶちまけた子がいました。
激しく動きながらなので、四方八方に飛び散ってしまい、
拭けるところは拭いたものの、診察室全体がなんとなく臭い・・・
で、ここで気が付きました。この病院、消臭スプレーがないぞ。

当院でも診察室には無香料の消臭スプレーを置いています。
大体消臭したくなるものはウンコか、もしくは肛門腺なので
トイレの消臭剤が最も適任です。
匂いがついているものだと動物が嫌がる可能性があるので
必ず無香料です。

でも夜間にはどこを探しても消臭スプレーはなく、
トイレを探しに行ったら置き型の
置き型

↑こういう芳香剤が置いてあったので、仕方ないので
この芳香剤をこぼれないように持って診察室を走り回る、という方法で
何とか臭いを消そうと頑張りました。
ダッシュ

でも、これは結構疲れる。そして多分看護師さんたちに
「この獣医師、頭おかしいぞ」みたいな眼をされる危険性があります。
それは良くないぞ。大して臭い消えないし。

その日出勤だった看護師さんに「消臭スプレー欲しくない?」と聞いたら
「欲しい!」とのことだったので、翌日うちの院長に
「夜間の診察室の消臭スプレーが欲しいんですが…買っていいですか?」
と聞いてみました。すると
「理事長に聞いてみてください」との返答。

あ、この人、面倒臭がってる…
きっと何だかんだ「あれが足りない」だの「ここを変えたい」だの言う度に
院長経由で理事みんなで共有して…ていうのが面倒になったのでしょう。
かく言う院長もあまりそういうことを主張しないタイプの人間なので
言うの嫌なんだろうな〜というのも想像つきます。

まあ、いいです。それなら自分で言いますとも。
想定される中では提案を却下されるというのが最悪の事態なだけなので
そう考えると別にすごく怒られるとかでもないですし、大したことではありません。

というわけで、私から理事長にメールしました。


メール

↑改めてみると、なんて不愛想な可愛げのないメールでしょう。
いつも院長にするみたいな感じでメールしちゃいましたけど、
時候の挨拶とか入れるべきでしたかね…


正直消臭スプレーは私が購入して持って行っても良いんです。
そのぐらい別に手間でも何でもない。
ただ自腹は流石に嫌、最終的なお金は出して欲しいのでメールしました。
理事長からの返答はなかったものの、どうやら私のメールは理事の間で共有され、
購入しても良いのではということになったようです。

ただし!
私がドラッグストアで買って領収書をもらってとなると、
会計の処理がなんだか面倒な感じになるらしく、
理事の方でネットで購入していただけるとのことでした。

まあ、全然それで良いです。
スプレータイプで、トイレ用で、無香料なら何でも。
それにしても消臭スプレー1本手に入れるにも、踏まなきゃいけない手順が多いですね。

1週間ほどで消臭スプレーは届いたようですが、うちの院長が出勤した翌日
院長「消臭スプレー届いてましたよ。付箋が貼ってありましたよ
【大野先生ご所望の消臭スプレーです】って書いてありました。
しかも5本もありました」
とのこと。
付箋つき

↑こんな感じ


ああ、良かった。それだけあればしばらくは大丈夫でしょう…

と安心したのも束の間。
・・・ちょっと待てよ?このやり取りを知らない人から見たら、
私が凄いたくさんウンコする人みたいじゃないかしら。
一応“診察室とかで”って書いてあるから“トイレだけじゃないよ感”出てますけど…。
でも「スプレーは1本じゃ足りないです、5本にしてください!」って言うぐらい
大量のウンコをする人だと思われるんじゃないかしら…

なんか・・・ほんのり恥ずかしい・・・
嫁入り前(?)なのに。

かと言って、事の経緯を知らない人向けに

「私のウンコ用ではありません!」なんて連絡ノートに書いても

「え?何の話?」ってなりますよね…。
確かに買ってほしいと要求したのは私ですし…。

ま、いっか!
消臭スプレーが手に入れば、別に陰で「あいつウンコ製造機だぜ!」と言われてたとしても、
そんなことはどっちでも良いです。業務には何の支障もないですし。
実際これだけスプレーを買ってもらったのだから、私だけでなく
スタッフみんな、どれだけウンコが出てももう安心です。

そんなわけで、それ以降出勤した際には一緒になった看護師さんに、
「たくさんウンコしても大丈夫だから安心してね」と伝えるようにしています。

確かにこの役回りはちょっと危険が伴いますね〜。
でも気にせずこれからも頑張ります!

◆おまけ◆
当院のカルテは電子カルテです。
電子カルテはパソコンで記入するため、手で書くよりは早く書けますが、
自分で字を書かないことで字が下手になってしまったり、
いざ字を書く時に漢字がなかなか思い出せなくなったりする弊害もあります。
“痙攣”とか読めるけどいきなり書けって言われると…それこそ痙攣しそうです。

パソコンで打つ場合は思わぬ変換をされてしまうこともあり、
後からカルテを見返すと「なんだこれ?」みたいなのもよくあります。
そんなわけで、一つご紹介。

カルテを書いた人:院長

カルテ


ん?なんだって?最後のとこおかしくないか?

アップ

大野布袋。

布袋と言えば、布袋寅泰さんですかね。
つまり、黒田さんが爪切りをしようとする横で私は
布袋さん


こんな感じだったってことですよね。最初からじゃないですよ。
途中からですからね。もしくは

布袋様

こっちの布袋様の方かしら。
こんな前はだけちゃって、私こんな格好してました?
まあ、脱いだら大体こんな感じですけどね。
角度によっては乳首が見えそうです。恥ずかしい。

全く身に覚えがないんだけどな〜と思いましたが、多分【大野保定】の間違いですね。
保定とは、動物が動かないように押さえることです。
こういう【保定】みたいなあまり一般的には使わない言葉にPCは弱いです。
これから折を見てチョコチョコご紹介していこうと思います。

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